オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

新NISAが人気です。その中で起こった世界的な株の乱高下で投資が怖くなった人も多いようです。

日本ではお金はタブー視される傾向が高いです。その上、堅実な国民性もあり、投資は敬遠される傾向があります。20年以上前に、貯蓄から投資へ、と政府も投資を推奨し始めましたが、貯蓄から投資へは遅々として進みませんでした。

ところが最近、日本はデフレから脱却しつつあります。デフレから脱却するということは、インフレが進むということです。貯蓄ではほとんどお金は増えません。このタイミングで新NISAなどの投資に有利な制度も作られたこともあり、投資を始める人が一気に増えたようです。

一方、問題もあります。そもそも日本では、ほとんど投資について教えてきませんでした。知識とは言えない聞きかじりの情報しか持っていない人がほとんどです。

人は知らないことと向き合う場合、必要以上に怖がるか、楽観的過ぎるかいずれか極端になることが多いです。最近になって投資を始めた人の中には、投資では当たり前に起こるリスクに対しても、全くないと信じている（信じたい？）人が多いようです。そんな中で起こった世界的な株の乱高下です。パニックになった人も少なくなかったようです。現実を見ないように目をつぶった人もいたようです。

これからの時代、お金を増やすため、実際には減らさないためにも投資することは必要です。しかし投資は貯蓄と違い、知識が必要です。自分で投資先を決めなくてはなりません。一度投資先を決めたら終わりではなく、その後も判断と行動が必要です。そして、相場の動きによって増えたり減ったりする不安定さに対する心構えも大切です。

将来のお金の準備をするのは自分自身です。誰かに任せて、お金に困る事態になったとして、任せた相手のせいにしても仕方がありません。お金が足りない現実は変わりません。自分で考え、行動し、その結果を受け入れなくてはなりません。全て自己責任です。

全ての人にとって、知識、手法、情報、必要な行動、そして心構え、これら全てが投資する上で必要です。いわゆる金融リテラシーです。さらに長期視点で家計を計画するファイナンシャルプランニングも必要です。金融リテラシーとファイナンシャルプランニング、この二つを合わせたものが、これからの時代に必要な、お金のリテラシーです。

あなたは必要な知識を持っていますか？

自己責任時代に生き抜く心構えはできていますか？

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