オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

人間関係に悩みを持つ人が多くいます。実際に人間関係に問題を抱えている人は少なくありません。そして抱えている問題の原因が人間関係であることもあります。

人間関係に関わる問題はわずらわしいものです。職場内や友人などとの人間関係に問題があると感じていれば、関係のある人の態度や反応に常に注意を向けなくてはなりません。そして、態度や反応から相手の気持ちや考えを読まなくてはなりません。そして、読み取ったものを前提に自分の振る舞いや言葉を選ばなくてはなりません。常に周囲に気を遣わなくてならないのは、わずらわしいだけでなく、しんどいことです。

元々、人と関わることは楽なことではありません。人間は社会的動物と言われています。人は誰でも社会や属している集団の一員として認められなくてはなりません。社会の一員として生きていくには、お互いに気を遣いながらも、人との関わりを断つことも出来ません。ですので、人が対人関係に敏感なのは性なのです。そのためでしょうか、人は人間関係の問題を実際の問題よりも大きく感じる傾向があるそうです。

もちろん本人が、感じている問題の大きさは現実です。しかし、実際よりも大きく感じているとしたら、必要以上に苦しんだり悩んだりしているかもしれません。人間関係に問題を感じているならば、少し問題を客観的に見ることが助けになるかもしれません。

人との距離を縮め、仲良くしたり、人と衝突するなどのトラブルを起こさないことだけが、人間関係構築の能力ではありません。人間関係の問題の大きさを現実的に認識し、適切な距離感で人と付き合うことも大切な能力の一部なのです。