ビジネスパーソンに大切な三つの健康

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サプリメントに頼る?


オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

機能性食品の健康被害が話題になっています。サプリメントなどとはどのように付き合えば良いのでしょうか。

機能性食品を摂取したことで重篤な症状になる人が出ただけでなく、死者まで出ました。このことで機能性食品だけでなく、サプリメント、さらにトクホと言われる特定保健用食品の信頼性に疑問を持つ人が増えているようです。

以前から、これら全てのサプリメントや健康食品と呼ばれるものは人気が高く、摂取している人は多くいます。その理由は気軽に身体に必要なものが摂れることですが、それ以前にもっともらしい理由があります。

  • 必要なものを食事だけで摂るのは多くの種類の食品を大量に食べないといけない
  • 以前と比べて野菜などに含まれている栄養素が減っていて、以前以上に大量に食べないと十分に摂れない
  • 体質によって吸収しにくい栄養素がある
  • 年齢や体調によって通常以上に多く摂ることが良い栄養素がある

などです。

栄養素や成分ごとにサプリメントがあります。特定の体質、体調、年齢に効果のある成分や栄養素を組み合わせたものもあります。気軽に摂ることができます。今のトレンドでもある、タイパが良いです。食事だけから摂ることと比較すればコスパも良いでしょう。

しかし、サプリメントなどに含まれているものは、食物から摂取するものとは違います。人工的なものもあります。自然由来であっても自然の物そのものとは違います。また、成分を抽出したり精製するためにさまざまな物を使います。固形の錠剤にしたり、飲み物にするためにさまざまな物が加えられます。サプリメントには良い物が入っているけれど、身体に悪い可能性がある物も入っている。これらの危険性は以前から言われていました。

また、人によって体質は違います。体質が違えば効果も副作用も違うものです。ほとんどの人にとって害がなくても、悪影響が出る人もいます。医薬品などとサプリメントとでは、発売する前に調べている効果と副作用の数に圧倒的な違いがあります。副作用についての情報があれば、体質的に悪影響が出る可能性があるかどうかが分かり、体質的に摂って良いかどうか、勧めて良いかどうか判断できます。注意しなくてはならない症状も分かり、症状が出た時に摂取を止めることも、適切な治療を受けることもできます。

今回の健康被害は、薬で言えば副作用のデータの不十分さが原因の一つです。一方、摂取する側にも必要なことがあります。効き目にも副作用にも個人差があることを理解しておくことが必要です。そして、副作用に関するデータが不十分なことを承知した上で摂取することも大切です。

サプリメントを摂ることを決めるのは本人です。体調の変化があった時、摂取し続けるのか、止めるのかを決めるのも本人です。そして、体調の変化を感じ、病院に行くかどうか決めるのも本人です。厳しい言い方かもしれませんが、最終的に自分の身体を守るのは自分自身です。

身体の健康を損なうと、心の健康も、お金の健康も維持することが難しくなります。身体の健康のために、できることは多くあります。コスパ、タイパよりも大切なことがあると考えています。

あなたは自分自身の身体の健康のために必要なことをしていますか?

そのために必要な時間とお金を使っていますか?