オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
投資熱が高まっているようです。投資がうまくできれば経済的に自立できるのでしょうか?
新型NISAが始まり、貯蓄から投資への流れが本格化しているようです。これは良いことです。お金を貯め、殖やすことは誰にとっても身に付ける価値のある能力です。
ところで投資や運用の能力があれば経済的に自立できるのでしょうか?
会社と同じで個人のお金にもストックとフローがあります。貯めて運用することと、お金の出入りの両方が大切です。貯めて運用することでストックを殖やすことは大切です。しかし、それ以上に重要なのが、フローです。
日々生活するには必要なお金があります。貯蓄を取り崩すことも可能ですが、それではストックが減っていきます。ストックが底をつけば、生活が成り立ちません。一時的に借金も可能ですが、いつかは返さなくてはならないお金です。もちろんお勧めしません。
最も重要ななのは、お金が入って来ることです。一時、不労所得がブームになったことがありました。不動産収入や、マルチレベルマーケティング、権利収入など、働かなくてもお金が入って来ることを実現しようとした人もいました。しかしどれも長期にかつ安定した収入を得ることは難しいのが現実です。成功した人は、ごく一部の人でしたし、一時成功していた人も長続きした人はほとんどいません。
では安定的にお金が入って来るようにするために必要なのは何でしょうか?
それは稼ぐ力を持つことです。
今、会社勤めをしていれば給料がもらえているでしょう。しかし、会社に勤めている人は厳しい言い方をすると、時間と労働を売って稼いでいるのです。雇う会社の立場から考えると、同じ時間、同じ労働を売ってくれる人であれば、出来るだけ安い方が良いです。
では、高く買ってもらうには何が必要なのでしょうか?
それは会社への貢献です。
会社への貢献度が高ければ、高く買ってくれる可能性が高いです。そして、会社にとって必要な存在なので雇い続けてくれる可能性も高いでしょう。
しかし、会社も永遠に存続するものではありません。会社が潰れることもあります。そうすれば、他に収入を得ることを考えなくてはなりません。また会社に問題がなく、解雇されなくても、あなた自身が他の会社で働きたい、あるいは独立したり起業したいと考えるかもしれません。
どの道を選ぶとしても、必要なのは貢献する能力です。
お金を生み出しているのはビジネスです。スキルや実務能力も、お金を生み出すことに貢献するから価値があるのです。
労働、時間を売るのではなく、貢献を売って稼いでいるのです。稼ぐ力を考える上で、この考え方の違いを理解することが大切です。
あなたは貢献する力を持っていますか?
貢献する力を高めていますか?
貢献する力を高めるために、何をしていますか?
これからの時代を生き抜くため、経済的自立を目指すために、一度考える価値のある問いです。
オフィス・ビブラビ代表。
Vive La Vie はフランス語で「人生万歳!」
ビジネスパーソンの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。