オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

今年も終わろうとしています。今年の家計がどうだったか確認しましたか？

お金の健康状態を維持するには、身体と同じで定期的に健康診断を行うことが必要です。家計簿を付けている家庭もあるでしょう。月ごとの収支をみている家庭もあるでしょう。日々、月々のお金の出入りを記録し、振り返ることは良いことです。しかし、それをすることで家計全体の状態を知ることは煩雑ですし難しいです。

それでも、家計を将来にわたって健全に保つためには、家計全体の状態を知ることが大切です。ファイナンシャルプランナーとして多くの家計を見てきましたが、細かいお金の管理が苦手な人は多いものです。そこでお勧めしているのが年に一度の決算です。

具体的にすることは一つです。貯蓄額を確認するのです。どの家庭も、将来のため、例えば子供の教育費や老後生活資金のために貯蓄をする必要があります。ファイナンシャルプランニングでは、必要な時までに必要なお金を貯める計画を作ります。そして、年に一回で良いので、計画通りに貯蓄ができているかどうかを確認するのです。

年によって、大きな支出があることがあります。自家用車の車検のように、分かっていることもあるでしょう。それでも車検の時に不備が見つかり、修理に追加でお金がかかることもあるでしょう。冷蔵庫が壊れて、買い替えなくてはならなかったかもしれません。このように意外に大きな支出があると、予定通りに貯蓄できない年もあるものです。これも人生です。

意外に大きな支出があったから計画通りに貯蓄できなかったことが分かれば、それで良いのです。これからの貯蓄額をどうすれば良いか見直しましょう。もし大きな支出がないのに、貯蓄が十分にできていなかったのであれば、普段のお金の使い方を考える必要があるかもしれません。

日々の細かい支出を管理するのは大変ですし、煩雑です。気が滅入る人も多いでしょう。ただ必要な貯蓄はしなくてはなりません。そこで、年に一度で良いので、貯蓄額を確認して、計画通りに貯めることができているかを確認しましょう。そして、来年に大きな支出があるかどうか考えましょう。さらに、来年の大きな支出をふまえて、どのように普段お金を使っていけば良いか考えましょう。

自分自身の将来のためです。年に一度くらいは、家計の決算をして、状態を確認し、今後のお金の使い方について考えてみてはいかがでしょうか？