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世の中の理不尽さと向き合う


オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

精神的に参っている人が多いです。その原因の一つが世の中の理不尽さです。

生きるのは大変なことです。楽ではありません。しんどいことも多いです。実際、しんどいことだらけかもしれません。思うようにならないことがたくさんあるでしょう。思うようにならないことがある時や悪いことが起こった時には、なぜ?と考えることもあるでしょう。

原因はいくつも考えられるでしょう。自分がしたこと、しなかったことが原因の一つかもしれません。しかし、自分だけが原因ではありません。他の人がしたことや、してくれなかったことも原因の一つでしょう。さらに会社などの属している組織や、社会、国なども原因の一つでしょう。

まず、全部自分だけが悪いと思う必要はありません。周囲から見れば物分かりが良く、精神的に安定していると見られるでしょう。しかし、全てを一人で背負い込む必要はありません。と言うよりも、一人で背負わない方が良いです。自分以外にも原因はあるのですから。ただの良い人、物分かりの良い人になる必要はありません

逆に、思い通りにいかない時、悪いことが起こった時、世の中の理不尽さや、他人が主な原因だと考えることもあるでしょう。そして、他の人に対して怒りを感じることもあるでしょう。しかし、原因を世の中や他人のせいにして、不平不満を言い続けるのもお勧めできませんいくら文句を言っても、世の中を嘆いても現実は変わりません。さらに不平不満を口にすることが多いと、他人から煙たがられます。そして、そんな自分を責め、自己嫌悪に陥ることになります。

繰り返しになりますが、生きていくのは大変です。思い通りにいかないことも多いですし、悪いことも起こります。そのためでしょうか、理由はさまざまですが、今、精神的に参っている人が多いです。病んでいる人もいます。心の安定を保とうと頑張っている人もいるでしょうが、参っていることに変わりはありません。心の平安は大切です。しかし、それを意識して頑張り過ぎると、いつか無理がたたって、一気に精神状態が悪くなるかもしれません。

では、どうすれば良いのでしょうか?

良くない事態に陥った時は、立ち直り力、レジリエンスと言われる力が必要だと言われています。その過程の中で、自分を責め過ぎないことも大切です。そして、他人や社会などのせいにし過ぎるのも良くありません。それでも大なり小なり、他人や社会、世の中の理不尽さに対して怒りを感じるでしょう。

そこで、他の人や世の中の理不尽さに対する怒りをどのように扱うかも大切です。怒りのエネルギーは強大です。その強大なエネルギーを、自分を傷付けたり、他者を過剰に攻撃することに使わない方が良いです。世間や他の人を攻撃したり、仕返しをするのに使うのではなく、前向きに行動するエネルギーに使う方が望ましいのです。

世の中は理不尽なものです。それは変えることができません。私たちにできるのは、その理不尽さと向き合い、悪いことが起こった時に生まれる怒りのエネルギーをうまく扱い、できればうまく利用することです。

世の中の理不尽さとの向き合い方、自分の怒りの感情の扱い方について考えてみてはいかがでしょうか?