オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
長い間、新型コロナに翻弄されてきました。完全に無くなったわけではありませんが、新型コロナとの付き合い方、向き合い方は大きく変わるターニングポイントを迎えています。
3月にはマスク着用の指針が変わりました。ゴールデンウィーク明けには、感染商法上の扱いがインフルエンザなどと同じ5類に引き下げらることが決まっています。
昨年までは、政府から方針が出され、多くのことが要請されていました。日本の同調圧力の強さも背景にありますが、要請と言いながら、実質的には強制されている状態でした。そして、今年になり、多くのことが各自で判断して良いことになりました。強要されれば反発する人の声が大きくなります。これは人の常でしょう。そしてこれは日本特有かもしれませんが、自分で判断するように言われると国が決めて欲しいという人の声が大きくなります。
新型コロナのパンデミックが始まってから、さまざまな情報が流れています。新型コロナの感染力、毒性、重症化リスクが高い人、マスクの効果、ワクチンの効果と副作用など多岐にわたります。そして情報源もさまざまです。国、研究者、医療関係者などがマスコミを通して流している情報もあります。SNSなどで情報を流した研究者や、さまざまな当事者も多くいました。そして、陰謀論も。
誰からの情報を信じるか、どの情報を信じるによって、取る行動は変わります。逆に言えば、今取っている行動は、自分でどの情報を信じるかを判断した結果なのです。
実は、どの行動を取っても、コストや負担はあり、リスクがあります。コストや負担とリスクを天秤にかけて判断することになります。コストと負担をかけることでリスクを下げることが出来ます。しかし、多くのコストと負担をかけてもリスクはゼロにはなりません。だからこそ悩ましいのです。
私は日常的に接する人の中に、重症化リスクの高い人がいます。私が感染して発症するリスクは許容しています。しかし、無症状でも感染すれば他の人に感染させることがあると言われているので、感染を出来るだけ避けたいと考えています。ですので、感染の確率を下げ、感染したとしても他の人を感染させる力が弱まると言われているので、一定の間隔をあけてワクチンを接種します。ソーシャルディスタンスが保てる場合を除いて、いわゆる三密のケースではマスクをします。これは私の判断です。それでも私が感染したり、私が感染したことで身近な重症化リスクの高い人を感染させ、重症になる可能性はあります。そうなったとしても、やむを得ないと思えるかどうかが判断基準です。
新型コロナは多くの人に、リスクとの向き合い方について考えさせることになりました。リスクへの対処にはコストも負担もかかります。どうするかを決めるのは自分の判断です。そして、自分の判断と行動でリスクの大小も決まります。これは新型コロナだけではなく、健康に関係する生活習慣、健康診断の受診、健康診断結果への対処も同じです。自分で判断し、行動を選んでいるのですから、リスクへの対処は最終的には自己責任なのです。
これから新型コロナの状況は変わっていくでしょう。そして言われているように、新型コロナが収まっても、また別のウイルスのパンデミックが起こるでしょう。そのたびに、どう判断し、行動するかを自分で決めなくてはなりません。ウイルスだけでなく、健康に関係するリスクは常について回ります。この機会に、自分の健康管理と、病気への治療も含めて、自分の判断と、判断の根拠、基準などを見直してみてはいかがでしょうか?
オフィス・ビブラビ代表。
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