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他人のせいにするのも悪くない


オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

他人のせいにするな!と言われます。それは本当に悪いことでしょうか?

他責を勧める本が売れているそうです。自分で責任を背負い込み、自分を責め、自己評価が低く苦しんでいる人が多いのでしょう。

一般的に、人のせいにするのは良くないことと言われます。何かと人のせいにすれば、言い訳ばかりしているとか、無責任だとか言われ、批判されます。

人は失敗します。うまくいかないこともあります。好ましくなかったり、辛い現実もあるでしょう。自分は頑張っているのに、何で?と思うでしょう。それでも人のせいにしてはいけないと言われ続けているので、失敗などの原因は自分自身にあると考えたい人が多いのかもしれません。

しかし、自分だけに責任があるのでしょうか?

そんなことはありません。他の人や環境などが原因で失敗することもあります。自分の努力だけでは、どうにもならない現実もあります。自分のせいだと、全てを自分だけ一人で背負う必要はありません。

ただし、全て人のせいにするのも問題です。

誰かのせいにすれば、自分は気が楽になるでしょう。しかし、相手は責任をなすりつけられたと感じ、気分良くないでしょう。その人から嫌われるかもしれません。関わり合いたくないと、避けられるかもしれません。しかし、本当に相手が悪いのならば、関わり合わない方が良い相手でしょう。嫌われて良い、避けられても良いと割り切って良いのです。

ただ、何でもかんでも人のせいにしていると、無責任と言われても仕方がありません。出来ることがあったかもしれません。しない方が良かったこともあったかもしれません。他のやり方があったかもしれません。自分自身にも、何か反省すべき点があったかどうか考える方が良いです。

自分がどんなに頑張っても、失敗することもあれば、思い通りにならないこともあります。そんな時、結果や現状の責任を全て自分で背負う必要はありません。自分だけに責任があることはありません。しかし逆に、全ての原因が他人や環境にあって、全く自分に責任がないこともありません。

失敗があまりに大きく、現状があまりに辛い時、一旦全てを他人のせいにするのも悪くありません。それで、自分が保てるのならば、それで良いです。

そして、精神的に安定し、冷静になったら考えてみましょう。

自分に出来たことは何か?

自分ではどうしようもなかったことは何か?

攻撃は最大の防御なり、という言葉があります。自分を守ることは大切ですが、自分を守るために他人をいたずらに攻撃するのも問題です。

それでも、自分を責め過ぎていたり、自己評価が下がり過ぎていて、自己嫌悪が強くなるようならば、一旦全て人のせいにしてみましょう。自分が保てなくなったり、前を向けなくなりより余程良いです。ただ、そこで止まらないことが大切です。

人のせいにするのも、適切にすれば悪いことばかりではありません。

うまく人のせいにしてみてはいかがでしょう?