オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
将来のために貯蓄も大切、でも今の生活も楽しみたいと考えるものです。今の生活と将来の生活のどちらが大切なのでしょうか?
将来、具体的には老後の生活に不安を感じている人は多いです。
年金はもらえるのか?
もらえるとしたらいくらくらいもらえるのか?
年金だけで生活出来るのか?
年金だけでは足りないなら、いくら貯金が必要なのか?
考えれば考えるほどわからなくなり、不安が増すものです。
そこで役に立つのがファイナンシャルプランナーです。もちろん、年金については検討されている今後の改定内容を反映したものになります。年金制度を維持するために検討されている改定内容なので、年金が全くもらえない想定はしていません。年金が全くもらえない前提で、プランニングすることも出来ます。いずれの前提条件でも、ファイナンシャルプランナーが行うキャッシュフロー分析で将来に必要なお金、その準備について多くのことを知ることが出来ます。
キャッシュフロー分析を行うと、金額の大小は家庭によって違いますが、老後のために貯金が必要なことが分かります。ところで、将来に必要なお金を準備するためにしなくてはならないことは何でしょうか?それは貯金です。では、貯金は今の生活にどんな影響を与えるでしょう?それは貯金に回すお金は、手元にあり、使おうと思えば使えるお金を使わない、ということです。そのお金を使えば出来るのこと、買える物を我慢することです。
これは簡単ではありません。
以前、日本の大手電気メーカーで、会社が積み立てている退職金の一部をボーナスとして今受け取れる制度を導入しました。会社に任せるよりも、自分の老後資金は自分で運用して準備したいという要望に応えて導入された制度でした。しかし、実際に退職金積立金の一部をボーナスとして受け取った人に対して行った社員へのアンケートによると、多めにもらった分のボーナスも使ってしまった人がほとんどだったそうです。
人は今のことと将来のことを比べると、今のことをより大きなこと、将来のことをより小さなことと認識するそうです。誰でも老後資金の準備が大切なのは分かっているはずです。しかし、今の生活の方を優先してしまうのが人間の性だと言われています。
将来のことよりも今、現在が一番大切なのです。それは悪いことではありません。今の人生を楽しむことは良いことです。将来の備えのために我慢し過ぎて、今の生活、老後までの人生を楽しまず、我慢ばかりしているのも良くありません。とは言え今を楽しむことを優先するあまり、将来困窮するような状況になるのも問題です。
結局はバランスです。キャッシュフロー分析が、そのバランスをどう取るかを考え、どうしたら良いかを考える材料を与えてくれます。
今の生活も老後生活も、あなた自身の人生です。一度、きちんと向き合ってみてはいかがでしょうか?
オフィス・ビブラビ代表。
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