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家計管理のためにお金の使い方を見る


オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

ファイナンシャルプランナーとして、聞かれることが多いのは家計管理の方法です。そこでよくお伝えすることの一つは、お金の使い方です。

家計管理のために必要なことと言えば、多くの人が家計簿と言うでしょう。家計簿をつけるのは効果的です。私も、家計管理をしたいのならば、家計簿をつけることを勧めています。家計簿をつけることで、何にいくら使ったのかが分かります。これは大切です。

しかし、家計管理について相談に来られる方の多くは、家計簿をつけています。では、家計簿ではお金の使い方が分からないのでしょうか?

お金の使い方を知るには、一般的な家計簿のつけ方では不十分です。

家計簿には、何にいくら使ったかが書いてあります。そして、食費や光熱費などの項目ごとに集計しているでしょう。この、項目ごとにいくら使っているのかを知るのは大切です。しかし、それだけでは家計管理としては不十分です。家計管理に必要なのは、一般的な家計簿では分からない分け方です。食費や光熱費などとは違う分け方が必要なのです。

具体的には、何にの部分が、一般的に言われているのとは違います。使っているお金を、消費、投資、浪費の三つに分けて考えるのです。

  • 消費は生活のために必要なもの
  • 投資は将来のために必要なもの
  • 浪費は無駄なもの

例えば家計簿のにある何、の代表的な食費について考えてみます。食費は生活のために必要なので基本的には消費です。ですが、たまには贅沢しよう、自分へのご褒美も必要だよね、と普段よりも多く出費することもあるでしょう。これは、これから頑張る活力の源になるので投資と言えます。

本当に必要な最低限の食生活だけでは、生活に潤いもありません。しかし、たまの贅沢は良いのですが、頻繁にちょっとした贅沢をしていると、それが当たり前になります。そして、いつの間にか投資の効果は薄れ、投資も消費になっていきます。そして冷静に見てみると、ただの浪費になっていることが多くなります。これが問題なのです。

食費からは離れますが、浪費について少しお伝えしたいことがあります。浪費は悪いことと思われがちですが、浪費は悪いものではありません。実際、浪費は楽しみなのです。全く浪費をしないのは窮屈です。浪費を全くなくすと、面白味のない生活になってしまいます。ただ、人は浪費には何となく罪悪感を感じてしまいます。そこで、実際には浪費なのに、頑張った自分へのご褒美や、これからの自分のための投資だと思い込もうとしたり、言い訳をしがちです。

家計管理は、お金の使い方を知り、改善することです。その基本は家計簿にある支出項目ごとにお金の使い方を見ることです。そして、その上で、家計簿にある項目ではない、消費、投資、浪費に分けて、何にいくら使ったかを見ることが効果的です。

投資や浪費が多いと、言い訳をしたくなるかもしれません。しかし、多すぎれば問題です。現実に目を向けるのは楽しいことではないでしょう。しかし、直視し、受け入れなくてはなりません。

本当に家計を管理したいのならば覚悟と勇気を持って、何にいくら使っているのかを見てみて下さい。それがスタートです。