オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
企業業績の要因の一つは円安。円安で輸出企業を中心に業績が好調なのだそうです。
円安が物価高の原因だと批判していた報道の内容が変わり、最近は株高を受けて円安を容認するというよりも良いことのように報じています。まさに手のひら返しです。日銀の低金利政策への批判も最近は聞かなくなりました。
日銀が公定歩合を上げれば、企業の借入の金利が上がって企業が苦しむことや、住宅ローン金利が上がって苦しむ人がいることを報道するでしょう。そして、円高に進むことで輸出企業の業績に不安があると報じられるでしょう。このように、全てのことには良いことと悪いことがセットになっています。
はるか前から、個人の資産運用を貯蓄から投資へと転換することが必要だと言われています。その流れを後押しする目的で導入されているのがNISAでありiDeCoです。いずれも個人の資産運用への税制上の優遇策です。今年からその優遇幅が広げられたこともあり、個人の資産が新NISAに流れ、投資信託に投資されることは株価を引き上げることにつながります。そのため、株高の要因の一つが新NISAだとも言われています。
私も貯蓄から投資への転換には賛成です。そして、税制面で有利な新NISAを利用することは良いことだと考えています。しかし、問題もあります。投資を行うためには、投資の仕組みやリスク、相場などの変化への対処法などについて学ぶ必要があります。報道を鵜呑みにするのも問題です。多くの人が投資しているからという理由で投資先を選ぶのも問題です。最近上がっているからという理由で投資するのも問題です。
新NISAが最近注目を集めています。税制面を考えると投資するならば利用する方が良いです。ただし、その前に投資の仕組み、投資信託の仕組みなど、投資の基本的なことを学び、情報を読み解く力、リテラシーを身に付けなくてはなりません。
この機会に投資について、きちんと学んでみてはいかがでしょうか?
オフィス・ビブラビ代表。
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