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今は豊富に薬やサプリメントがあります。気軽で簡便ですが、問題はないのでしょうか？

テレビやネットで見かける広告の多くは健康に関するものです。便秘や肩凝り、腰痛などに効く薬やサプリメント、健康増進や対処改善、老化防止に効果のあるサプリメントが特に目に付きます。それだけ多くの人が関心を持っているのだと思います。

先日、ある知人が病気になりました。その方は健康法マニアでした。マニアにもいろいろなタイプがあると思いますが、その方の場合、とにかくサプリメントに詳しく、実際、多くの種類のサプリメントを飲んでいました。また、ちょっとした体調の変化があれば、薬を多用する人でした。特に鎮痛剤や睡眠薬、下剤などは常用していました。一方、運動などは嫌いだったようで、一切運動はせず、活動面では怠惰な人でした。

ビタミンやミネラル、食物繊維なども元々は食事を通して摂るものです。そして適度な運動を習慣的に行うことで筋力を維持増進し、心肺機能など循環器系を健康な状態に維持することが自然でしょう。運動による肉体的な疲労は睡眠に良い効果があるでしょう。腹筋などを鍛えることは便秘の解消に役立つようです。ところが、その方は、偏った食事をし、運動はせず、身体の変調は薬で何とかしようとしていました。

その方が病気になった時、それまでの薬の常用が治療を難しくしました。体内に今まで飲んだ薬が滞留している上に、薬への耐性ができてしまっていて、薬が効かないのです。通常よりも多めの薬を投与し、何日も経ってから薬が効き始めたようです。

人間も動物です。食事によって必要な栄養素を摂り、適度な運動を行うことで健康を維持できるのです。嫌いな食べ物は食べたくないかもしれません。運動は面倒だし、しんどいのでしたくないかもしれません。しかし、薬やサプリメントに頼ることで健康を維持しようとすると、大きなツケを払わなくてはならないかもしれません。長い目で見れば、薬やサプリメントへ依存し過ぎるのは良くないです。

あなたは自分自身の健康のために何をしていますか？