オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

深刻な病気と診断されると誰もがショックを受けます。しかし、その後の生活の質は人によって違うようです。

以前、生命保険の営業をしていたこともあり、病気、中でも深刻な病気と診断された人と多く接した経験があります。余命宣告された人もいました。困難な治療、苦痛を伴う治療が必要な人もいました。その病気と一生付き合わなくてはならず、日常的に痛みやしんどさがある人、生活に支障が出る人、行動などに制限を課される人、定期的な治療などを続けなくてはならない人もいました。

このような病気と診断されると誰もがショックを受けます。中には診断されたショックの影響でうつ状態になる人もいます。そして一旦、前向きに闘病生活を始めても、その後も、しんどさ、不自由さなどが続きます。この状態が続くことを考えると気分が落ち込み、精神的に不安定になる人もいます。中には精神的に参ってしまう人もいます。

一方、同じ病気と診断され、同じようなしんどさや不自由さ、治療を続けなくてはならないのに、精神的に安定している人もいます。

どこが違うのでしょうか？

性格的に強いから？楽観的だから？

それもあるかもしれません。しかし、だからと言って、ショックを受けていないわけでもありません。ショックが弱いわけでもないはずです。日々のしんどさや不自由さ、将来への不安も同じでしょう。

ただ不安にさいなまれてしまうのと、現実を受け入れて前向きに受け止めるのとでは大きな違いが生まれます。精神面だけでなく、生活の質、QOL（Quality of Life）に大きな差が出ます。もちろん時には精神的に不安定になったり、落ち込むこともあるはずです。それでも、病気を受け入れ、前向きに考えている人の方が、人生を楽しんでいます。

同じ病気を持っていても、明るく前向きに生きている人もいれば、暗く落ち込んだ日々を過ごしている人もいます。もちろん元々の性格も影響していると思います。それでも、今生きている人生を、どのように過ごすかを考えると、前向きに考え、出来るだけ日々の生活、人生を楽しむことが出来る方が良いと思っています。

簡単ではないことは承知しています。それでも、少しでも人生を楽しんで欲しいと思っています。そして、誰にでも人生を楽しむ権利はありますし、困難があっても前向きに考える力があると信じています。