オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
損得に関わる話には誰でも関心を持ちます。特に得する話には。
世の中には多くの情報が流れています。その中には、これを知らないと損をする、これをしないと損をするなど損しないようにする情報もあれば、賢い人はこれをしているなどの得する情報もあります。
人は誰でも損をしたくありません。出来れば得したいと思っています。人は誰でも損をしたくありません。出来れば得したいと思っています。それは普通のことです。しかし、損得に関わる話には注意も必要です。
日本人は、お金に関わる話をあからさまにするのを避ける傾向があります。その上、以前ブログにも書きましたが、日本人はお金、少し堅い言い方をすると金融やファイナンスについて、きちんと学ぶ機会なく大人になります。基本的な知識がない上に、俗っぽく言えば、儲け話に免疫がないのです。極端な言い方をすると、騙されやすいのです。
得する話の代表的なものは投資話です。詐欺的な投資話に引っかかる人は後を断ちません。資産運用などの投資でも、リスクを十分に理解しないで、リスクを負う覚悟を持つことなく、大きく儲かる可能性がある代わりにリスクの高い商品に投資して大きく損した人も多くいます。
一方、損をしない話の代表は節税です。所得税が安くなる、相続税が安くなるなどです。節税と言えば富裕層だけの話のようですが、いわゆる中流家庭にも節税に絡めた損をしない話が多く出回っています。両親の遺産の相続や、マイホームに関して節税になるからという話です。当然、会社経営者やその家族には、節税に関するさまざまな情報や提案がされています。
これらの情報の多くの節税効果に嘘はありません。確かに税金は安くなるのです。ただ、そのためにすることが、他に影響を与え、その影響が後々大きな問題を起こす可能性ついて、十分に認識出来ていないケースが多いです。自分で気付くことが出来れば良いでしょうが、先程の理由、そもそも基礎知識がないので、多くの人は自分で気付くことは出来ません。もちろん、持ちかけられた相手から説明されていないこともあります。説明されても問題の大きさを理解出来ていないケースもあります。
例えば経営者家族の相続では、節税対策を行うことで、納税資金が不足し、相続税の納税に困ることもあります。経営権で問題が起こることもあります。節税対策は、税金の金額だけで判断してはいけないのです。
誰にとっても儲け話も、損しない話も魅力的です。ここだけの話、特別な情報と言われれば、さらに魅力的に感じるものです。しかし、そんな美味しい話はありません。リスクのない儲け話はありません。損しないための話も、何か他に影響が出ます。
では、何もしない方が良いのでしょうか?
そうではありません。すべきこともあれば、する方が良いこともあります。しっかりと理解した上で、するかしないかを決めることが大切なのです。そのために、お金に関する基本的な力、リテラシーを身に付けることが重要です。
今からでもお金に関するリテラシーを身に付けるように学んでみませんか?
得する話に乗って損をすることがないように、損しない話に乗ってより大きな損をしないように。
オフィス・ビブラビ代表。
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