オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
お金の健康を維持するには計画が必要です。中でも大切なのはお金を貯める計画です。
多くの家族のファイナンシャルプラン作りをお手伝いしてきました。ファイナンシャルプランニングでは、家計の将来像を見える化します。すると、お金を貯める視点で見ると、ほとんどの家庭では、ライフステージは以下の三つに分類出来ます。
- 収入と支出がトントン
- 貯蓄を取り崩す必要がある
- 貯蓄することが出来る
ここで最初に注目しなくてはならないのは、貯蓄を取り崩す必要があるステージです。多くの家庭では二つです。
- 大学などお子様の教育費が多くかかる時期
- 老後
この時期にいくら取り崩すのか?を知らなくてはなりません。いくら取り崩すかは、逆に考えれば、そのステージが始まるまでにいくら貯めておかないといけないのかです。
これがはっきりすれば、貯蓄を取り崩すステージまでに必要なお金をどのように貯めるかを考えることが出来ます。ところが、貯蓄出来るステージは多くありません。
- お子様誕生前
- お子様の教育費が大きくかかる時期まで
- お子様が巣立った後から定年まで
多くの家庭で貯蓄が可能なのは、これら三つだけです。
お子様が誕生する前から、貯蓄を計画的にしている家庭は多くありません。お子様が産まれれば、何かと物入りで貯蓄する余裕がないと感じ、貯蓄が必要と思いながらも、思っているほど貯蓄出来ていない家庭も多いです。そしてお子様が進学時期になり、取り崩すのに十分な貯蓄がない現実に直面する家庭が少なくないのです。
何とかお子様の学費を工面し、巣立つと家計に余裕が出来ます。しかし、最近は結婚する年齢が高くなり、お子様が産まれる時の両親の年齢も高くなっています。そして、お子様が巣立って、貯蓄する余裕が出来た時には定年まで、ほとんど年数が残っていない家庭も増えています。その結果、老後生活のために十分な貯蓄が出来ていないまま老後生活に突入することになります。
特に貯蓄が不十分なまま老後生活に入ると、修正する余地はありません。年金と、その時に持っている貯蓄で出来る老後生活をするしかありません。
ファイナンシャルプランニングを行うと分かるのは、貯蓄が出来るステージは短いということです。悲しいですが現実です。そして、貯蓄できる時期に貯蓄をしておかなければ、その後の生活は貯蓄額によって決められるのです。これは、悲しいことというよりも、苦しいことでしょう。
将来のためにお金を貯めなくてはならないことは、多くの人が頭では分かっています。しかし、いつまでにいくら貯めなくてはならないのかが分かっている人は多くありません。貯蓄が出来るステージは少なく、期間は十分に長くありません。お金を貯めることが出来る時期に貯めなくてはなりません。
あなたは、いつまでにいくら貯めなくてはなりませんか?
そのための計画はありますか?
そして、今、必要な貯蓄をしていますか?
オフィス・ビブラビ代表。
Vive La Vie はフランス語で「人生万歳!」
ビジネスパーソンの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。